書籍のご案内(010901現在)
『水俣病患者とともに 日吉フミコ闘いの記録松本勉ほか編

■◎水俣病事件史の空白を埋める記録―――――水俣病に関してすでに多くの記録
論説が出た。しかし、水俣病事件史に関してきわめて重要な水俣市議会や市民会議の
動きの部分が大きく欠落していた。本書の主人公が活躍する、市議会での「肝っ玉おっ母」のやりとりは、実に臨場感にあふれてとにかく面白い。そして議会民主主義とは何か、と問いかけているようである。(原田正純「序として」より)

■本書の体裁■
四六判・312ページ・口絵13ページ◎定価本体2,500円+税

ISBN88323-4489-121-6 C0036

●本書を推薦します
三木睦子(三木武夫元首相夫人)
白木博次(元東京大学医学部長)
高橋治(作家)
坂本フジエ(水俣病患者家族)
青山俊介(エックス都市研究所)

[主な内容]
日吉フミコが闘った水俣市議会の記録
第一章 会社の言うことは信じられない[昭和41年6月18日]
第二章 受難続く患者と家族[昭和42年12月15日]
第三章 二十二年間、水銀が海に流された[昭和43年6月19日]
第四章 世論を巻き起こす運動を[昭和43年9月24日]
第五章 「公正円満、早期解決」の大合唱[昭和44年1月22日]
第六章 確約書を迫る厚生省[昭和44年3月14日]
第七章 チッソへの抗議も許されない[昭和44年3月20日]
第八章 あっせん費用、水俣市が立て替え[昭和44年5月27日]
第九章 第三者機関にだまされる[昭和45年6月17日]
◎日吉フミコの生い立ち 水俣病と女性たち/幼き日々
◎対談/日吉フミコ+松本勉 市民会議と水俣病裁判(一次)
◎日吉フミコ行動録
 

                       ホームに戻る                     
                           

MAIL to WebMaster