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 『遙かなる天空の村で──ネパール歯科医療協力活動17年間の記録
中村修一編著/奥野真人構成

■「やってみんとわからん」精神で取り組んだ17年間。ネパールでの医療活動にはさまざまな人間ドラマがあった■
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SBN4-88323-168-2 C1047 Y2400E 体裁:46 判 296ページ 定価本体2,400円+税

◎ネパールでの歯科保健医療協力をはじめて17 年が経過した。あきもせずに良く続いたと思う。継続できた最大の理由は人間関係にある。日本から参画した隊員は延べ522 名を数えるが、国際協力に対する「価値観」とか「志」が隊員の間で共有できたことが継続できた背景にあると思う。
 日本での準備作業や現地でのプロジェクトで、隊員は仮面を被らず、素直に取り組んだ。その結果、ネパールの異なった12 箇所のフィールドで13,416 人に歯科診療を53,522 人に保健活動を行うことが出来た。

■本書の内容■
第1部 自立型国際協力を目指して─理論編─
なぜ国際協力が求められるのか………………………………14
●国際協力の流れ 14
途上国の実態/国際協力の経過/なぜ、途上国は貧困から脱出できなかったか/これからの開発はいかに進むか
●国際保健の現状 23
5 歳未満児死亡率/経済と医療/死亡状況/感染症/大気汚染/清潔な水/食糧と健康/母子保健
●援助の実際、ODA とNGO 28
政府開発援助(ODA )/日本のODA /非政府組織(NGO)/日本のNGO の実態/ボランティアとNGO
プロジェクトの実行と理論……………………………………39
●まず実行すること 39
プロジェクトの要素/出来ること始める
●理論が必要となる 42
緊急医療援助と開発保健医療協力/プライマリーヘルスケアー(PHC)/ヘルスプロモーション(HP)
●メディカルケアーからヘルスケアー 48
予防歯科の開発と巡回歯科、学校歯科保健/現地口腔保健専門家の養成事業へ/マザーボランティアグループの参画/ヘルスケアーとメディカルケアー
●プロジェクト評価 56
ネパールにおけるプロジェクトの概要………………………61
歯・口の健康とヘルスプロモーション/共に分かち合い、創り出すプロセス/歯科診療における健康支援/口腔保健専門家養成/学校歯科保健とフッ化物洗口/母子保健と歯・口の健康/ゴールに向けた2 つのアプローチ
  
第2部 「やってみんとわからん」精神で  
 取り組んだネパールでの活動―実践編―
1 国際協力とは何か……………………………………………78
 ――国際協力の歴史的過程と日本のかかわり方――
山男たちが始めた活動/国際協力の歴史的経過/益々拡大する貧富の差
2 ネ歯協の活動…………………………………………………83
 ――私たちはネパールで何ができるのか――
ネパールという国/ネパールで何ができるのか
3 自立型国際協力を目指して ………………………………89
 ――歯科保健自立への歩み・システムづくり――
歯科保健を始める(予防教育)/自立型国際協力を目指して/日本での組織づくり
4 自立型国際協力を目指して◆帖帖帖帖帖帖帖帖帖帖帖95
 ――現地でのシステムづくり――
現地組織の協力が必要/カウンターパート選びには注意を/現地での組織づくり──組織は成長発展する/現地スタッフの活動
5 母子保健活動を展開…………………………………………100
 ――地域歯科健康プロジェクトを中心に――
母子保健とマザーボランティアによる地域歯科健康プロジェクト
『ネパールでの母子保健活動』………………………………103
母子保健活動を立ち上げる/基礎調査/活動計画の話し合い/活動の今後
6 国際協力活動と危機管理…………………………………108
 ――カトマンズ暴動を経験して――
問われる「危機管理能力」/反インド暴動起こる/緊急対策/カトマンズに避難
7 国際協力活動に必要な「能力」とは……………………113
国際協力活動に必要な5 つの「能力」/「認める・ほめる」ことの重要性
 8「やってみんとわからん」精神で………………………118
 ――これまでの活動と今後の課題――
ネパールでの活動のまとめ/ネパール歯科医療協力会活動と今後の課題

第3部 ネパールで何を学んだか   
──活動(13 〜18 次隊)に参加した隊員の感想──
■13次隊感想文■……………………………………………124
感想文なんか大嫌い! 大野秀夫/「村が動き始めた」安部一紀/過渡期を迎える 矢野裕子/マザーボランティアのパワーを感じて 小西淳子/成功のカギは、人の心と取り組み方 杉岡千津/ネパールに歯科大学を 金子研一/ 13 次隊の経験が自信に 山田愛/夢をじっくり考えたい 田部東子/何が大切なのか 橋本直美/隊員の皆さんの優しさに感激した日々 香月育子/宝物を得ました 長谷川晃子/優しさをいっぱいもらって 瀬戸涼子/すべてのことに感謝します 原さおり/自分自身のために 北佳子/ポランティア、する人、される人 保科紀子/異文化にふれて 石井康子/自分の夢を見つけ、向かっていくのは素敵 今野有記
■14次隊感想文■……………………………………………145
何事も「やってみにゃ、わからん」のです… 蒲池世史郎/一歩前へ 生卓見/あそちゃんです 麻生弘/健康第1 重田幸司郎/ネ歯協は宝石箱 駒井伸也/自己啓発 松岡奈保子/ハラハラドキドキ 沼口麗子/タンポポの綿帽子のように小宮愛恵/学生からの脱皮 澤熊文平/いつも笑顔で 重松知子/山のあなたの空遠く 満田隆之/視点を変えてみたら 桑原孝史/続けることの偉力 西田裕光/タイム・ラグ 牧野和彦/13 日間 小山修/一生の宝物 湯原千陽/行ってよかった 小田裕子/何か変わったような 高森由佳/ネパールで感じたこと 加藤由記/これからの私へ 山本レイ/心を開くことの大切さ 倉谷顕子/ネパールへ飛んで 平本恵/共同生活を通して 福山房之助/気づいたこと 渡辺愛子/協働と自立 奥野ひろみ/ネパールに行って 郷丸三穂/参加できてよかった 亀川志津香/ 50 年前と同じ 野堀豊定/テチョー村やダパケル村から全国に 中村脩
■15次隊感想文■……………………………………………185
村人の自立を願って 徳永一充/人と人との触れ合いの大切さ 田島路代/何を感じ、どう変わったのか 福光保之/ありがとう15 次隊 青木光徳/ 印象的だった子供たちの笑顔 立山加代/これからの自分の道を見つけるきっかけとなった 久田由紀子/この体験を日本での自分の原点に 芝原伸恵/人の笑顔は美しい 金田清香/私たちの活動の先にあるものは 山内健介/子供たちのピュアな目 松岡桂子/新たな出会い 植松恵美/確かに自分の何かが変わった…… 秦浩信/ドラマ!ドラマ!ドラマ! 西野宇信/ 2 回目の参加で「積極的」になった自分…… 藤原夕子/「Natural」と「Heat」0の大切さ 坂本美華/「やっと目が覚めた」 伊吹直子/ Thin air のテチョー村を彷徨うshallow brain 仙波伊知郎
■16次隊感想文■……………………………………………208
検診コースの迷路 平出園子/充実感のあった2度目のネパール 樋口惣/やさしさと、厳しさと 飯田典子/電気がろうそくに負けた日 村田治彦/ナマステという言葉 森淳/初めてのネパール、ありがとう 三浦喜久雄/「ネパールの雨 〜ひとつの想い〜」 鶴屋誠人/ネパールファミリー 福井秀和/新しい年末年始の過ごし方 佐々木直美/忘れたくないもの、ネパール 松岡沙紀子/私の宝物 古川清江/ネパール行きの意味 堀内のぞみ/次は知識と技術を身につけて 大野陽真/人の役に立つこととは 土取容子/将来を真剣に考えるようになった 横溝まりえ/「ネパールに行こう」と思った自分に感謝 澤知宙
■17次隊感想文■……………………………………………232
感動は栄養なり 志賀和子/ネパールでの貴重な体験 寺尾明子/ネパールで思ったこと 高野雅代/ナマステ 藤原翠/はじめの1 歩 根木規予子/心を込めて花束を 布巻昌仁/すばらしき笑顔 村田直久/楽しかった17 次隊 末森多賀生/達成感?満足感?充実感? 小川孝雄/自立とは 藤田孝一/ランディングはいつ? 坪田真
■18次隊感想文■……………………………………………247
「健康」であることの重要性を再確認する 梁瀬智子/子供たちの笑顔の素晴しさ 小宮美絵/変わったのかもしれない 松岡知佳子/一瞬一瞬すべて忘れられません 中村麻里子/深い絆 大野慧太郎
■健康教育(口腔保健)の養成初級コース受講生■………254
―ネパール人の感想文―

第4部 わたしの考える国際理解・協力とは  
   ――インタビュー「わたしは地球人」――
あくまでも「主役はその国の人」の心を忘れずに…………26
 チカコ・オガワ・タマン
●国際協力の基本は、「お互いの違いを認め合うこと」につきると思います
●ネパールで初めて知った、「何もない」ことの幸せ……
●その国のスピードに合った国際協力を考えることが大切です
その国に合った情報と技術の提供をしていきたい…………273
 小山 修
●国際協力の基本は「相手から学ぶ」という姿勢
●「手をかけ過ぎず、目をかけよ」の子育てを……
真の国際協力は、まず相手を知ることから始まる…………282
 奥野ひろみ
●相手が必要とする適性技術を提供することが基本です
●ボランティア活動の「義務化」は「強制労働」と何らかわらない…

   

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