書籍のご案内(071012現在)
『ロシア民族学博物館所蔵 アイヌ資料目録2
荻原眞子 古原敏弘 ヴァレンチーナ V.ゴルバチョーヴァ編

■世界最大のアイヌ資料コレクションが初めて公開、全点を収録■
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SBN978-4-88323-174-4 C3639 Y18000E 
体裁:A4判 オールカラー 408頁 定価 本体18,000円+税

◎著者=荻原眞子 古原敏弘 長谷部一弘 児玉マリ 藪中剛司 鈴木邦輝 内田祐一 福士廣志 出利葉浩司 北原次郎太 ヴァレンチーナ V.ゴルバチョーヴァ イリーナ A. カラペートヴァ タチアーナ Yu. セム

■本書の内容■
1912(大正元)年、ロシア民族学博物館(REM)の臨時職員、ヴィクトル・ヴァシーリエフイによってサハリンから北海道平取にわたって収集されたアイヌ文化に関する巨大コレクションを収録。
ロシア民族博物館(REM)のアイヌ文化のコレクションは世界最大である。全体としてロシア民族学博物館の収集品は物品が24コレクション、2,600点を数える。それは民族学的文化財として優れて総合的であり精選されている。コレクションの民具資料、記録写真、また台帳に記されている実録的、語彙的な情報によってアイヌ文化がまだ深刻なまでその民族的特質を失っていなかった時期におけるアイヌ民族の伝統的な物質世界を十全に特徴づけることが可能である。日本の北方、北海道に居住するこの民族の現代文化は和人の文化とほとんど異なっていない。わずか小さな民族学的な村でアイヌ民族のはっきりとした伝統文化に触れることができるに過ぎない。したがってロシア民族学博物館のコレクションはこの民族文化の研究者にとってばかりでなく、この民族自身にとってもこのうえなく貴重である。

 

   

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