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 誤解だらけの水道水関秀行著

■水に不安をもつ国民への福音の書[小島貞男」。不安だけをまきちらす学者を反 域し、水と人体の関わりを詳述、さらに「ガンと水」の関係にまで説き及んだ水の本質論を展開。  
ISBN4-88323-069-4  C2043 四六判212頁 1994年刊 本体2,266円+税

◆目次◆
序 章   水と心の本質  有益か有害かの判別と進化論  エセ科学者の脅しの手口
第一章 生体と水  
  たんばく質の袋に包まれた水  生卵とゆで卵の違い  「生」は準安定な状態のこと   水は力なり  組織から滲み出た水の例  結晶水に似る細胞内結合水  栄養面からみた 疑紊竜麁渥  第三の神経網は薄膜か?  水の形態と細胞分化・生物繋殖との関係
第二草 生物体内の仕組  
  体内酵素の働き  病気は酵素異常が原因  なぜ活性酸素が問題か  消化とよばれる加 水分解  「錆びる」ということ  防錆のためのビタミン・脂肪酸  相手を選ぶということ
第三章 食と水の関係
  食品とガン  水の硬度と食文化  水道水使用とたんばく変性  塩素殺菌とガンの関係  水と酒  水と栄養   発ガン物質と体内解毒酵素  ラジカル反応の実例と解毒  水の酸化還元電位とラジカル  「毒」とはなにか
第四章 水によるガン制圧  
  ガン研究体制と研究思想  発ガンの仕組  胃ガン  腸ガン  肝ガン  肺ガン  子宮ガン  ガンは「不治の病 」ではなく治る
第五章 各界が抱える矛盾    
  水道が抱える矛盾  分析法が抱える矛盾  WHOの抱える矛盾  疫学調査が抱ぇる矛盾  未解の分野が抱える矛 盾  不飽和脂溶物が抱える矛盾  遺伝子治療が抱ぇる矛盾  マスメディアの抱ぇる矛盾
第六章 水利用のしかた  
  家庭における水利用法   水道水の硬度 ナトリウム濃度 リン酸護度   色素酸濃度 蛇口での工夫、その一   蛇口での工夫、その二
第七葦 ヒトの本質と環境  
  日本人の起源  宗教と健康  使命・命令と生死・健康  日本人の国民性  寿命と都道府県民性

1994.10.16
愛媛新聞

 水道水は本当に危ないのか? 
  水処理システムの設計・施行に深くかかわり、自らを「水商売人」と称する著者は、水道水=悪玉とする論理に厳しく反論している。昨今もてはやされる浄水器やアルカリ水などの効能についても、疑問点を挙げている。  
  ヒトの生存にとって欠かせない水。どうすれば日本の地形に見合った形でより安全でおいしい水が得られるか。  例えば家庭でできるカルキ臭を抜く工夫。茶こしにひとつまみの緑茶葉を入れ、蛇口をひねって水道水と接触させる。これで約五十リットルが処理され、残留塩素濃度はゼロになるという。       

1994.9.22
日本水道新聞
 
 水質計装(水道)畑からプ−ル水処理畑で活牒中のメルス技研社長の関秀行氏が『誤解だらけの水道水』というタイトルの本を草風館から発刊、水道水に関係する各界関係者が「毒素物質に対して漠然と抱いている不安」について明快な回答を与え、同時に痛烈な科学論評をしている。  
  とくに注目される記述は、生体内の水と水道水とを同一視する風潮を批判し、それぞれは「性状も構造も異なった水である」ことを多角的観点・論拠から強調している。また、体内酵素の種類やその作用について解説することで、「食菌作用に関連して、体内合成される塩素殺菌剤の生成メカニズム」を明らかにしてみせる。  
  「わが国の主要な五種類の癌について、都道府県別死亡率」を示して、ハロメタン、MX並びにTOXなどの物質を過度に恐れることを戒め、反論。五種類の癌すべては、水道水中の塩素化有機物濃度との相関はないと断定。また「塩素殺薗の代替法論議よりも、処理操作の適正化こそ優先実施されなければ」という立場をとる。そこで各地の用水について、「酸化還元電位」の実測値を示し、溶存酸素やオゾンが持つ活性酸素の酸化特性を警戒し、摂取時の還元化措置の重要性について力点を置く。  
  サルモネラ等の変異原性試験によって容疑者にされた塩素を冤罪とし、むしろ「活性酸素こそ真犯人」とガンと水・空気との関連性に注目している。歯に衣着せぬ鋭い論評と綿密な解析には、鬼気に迫るものがある。ある程度の予備知識を必要とする内容であるが、水道水に対する不安は解消されよう。日水コン中央研究所の小島貞男所長も、「水道水を愛し、正しい浄水技術の発展を願う著者の『水の本質論』。水に不安をもつ国民への福音書」との推せん文を寄せている。

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