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  『アイヌ文化を伝承する』萱野茂アイヌ文化講座


■ヌヤン・ヌカラン・ピラサレヤン(聞きなさい 見なさい 広げなさい)
「アイヌ新法」成立以降を検証する■
 
A5判 縦組 288ページ 1998年刊     
ISBN4-88323-104-6  C1020  定価 本体2500円+税


■PART1 IN TOKYO
1 アイヌ文化はどう継承されるのか  
 アイヌ文化の生成醜邑迭悗了訶世ら 吉崎昌一/アイヌ民族博 物館と伝承活動 野本正博/ 文化伝承の創意・工夫・課題愁◆.ぁ         .務愀欅の仕事から 津田命子
2 アイヌ語教室とアイヌ語の未来    
 アイヌ語教室とアイヌ語の未来 中川 裕/登別アイヌ語教室の試み 上武やす子/アイヌ語 子ども教室と私の体験 貝沢裕子
3 アイヌ民族の復権運動と今後の展開  民族復権の歴史 秋辺得平/首都圏のアイヌ運動と実 践 知里むつみ
4 近代アイヌ史への序章             
 近代アイヌ史への序章に寄せて佐々木利和/ 教育相談員から見た差別の実相 小川隆吉
5 世界のなかで見るアイヌ文化   
  北方少数民族とアイヌ文化 荻原眞子/先住民族国際会議に参加して チカップ美恵子
6 シンポジウム・アイヌ新法が問いかけるもの  司会=吉崎昌一   
  ウタリ対策のあり方に関する有識者懇談会が目ざしたもの―その報告の成果と特徴 佐々木高 明/ 「報告書」と「新法」の法的性格とその評価 吉川和宏/アイヌ文化の実践者から見た「新法」とその活用方法 秋野茂樹/現場から見たアイヌ新法の問題点 多原良子/アイヌ新 法についての萱野茂参院議員のコメント/アイヌ新法の問題点をめぐって―パネラーの発言/ 会場からの質問と意見
PART2  IN OKINAWA  
1 ユカラを語る 萱野茂  
2 アイヌ文化と沖縄文化―日本文化との比較の視座から 佐々木高明
PART3 資料編

日本経済新聞
1998.8.16
アイヌ文化伝承活動20人の専門家が語る
 アイヌ民族を固有の言葉と文化を持った「民族」と定めた「アイヌ新法」が制定され、一年がたった。最近出た『アイヌ文化を伝承する』は、アイヌ文化伝承をめぐるこの一年の活動をまとめている。  20人近い研究者や関係者がアイヌ文化について書いている。アイヌ語教室からの報告や、アイヌ民族博物舘での活動紹介など文化保存のための具体的な動きや先住民族国際会議に参加した報告なども盛り込まれている。     

北海道新聞  
1998.8.2  
現場の声中心に記録第2集刊行  
発表者17人の共著の形を取った記録集
 
  先の参院遺で政界を引退した民主党の萱野茂前参院議員が一日、在職中に主催した文化講座記録集の第二弾一アイヌ文化を伝承する」を出版した。アイヌ文化振興法(アイヌ文化法)制定後の文化伝承活動のあり方をテーマに、同法をめぐる国会論戦の議事録や官報なども掲載され、議員活動の集大成ともなる貴重な資料だ。昨年五月に出版した「アイヌ語が国会に響く」に続く第二集で、東京と沖縄で開催した講座七回分の全容を収録した。研究者中心だった前作に比べ、今回はアイヌ文化伝承を現場で担う人びとの発表を大幅に増やしたのが特色だ。     

日教組教育新聞  
1998.10.6  
Books  
「アイヌ新法」が昨年七月施行され、九十八年に及んだ「北海道旧土人保護法」は廃止された。一年余を経て、差別はなくなりつつあるのか。アイヌ民族の生活と文化を保障し伝承するためには、何が必要か。本書は、それを検証し課題を論じた「萱野茂アイヌ文化講座2」(東京六回、沖縄)の記録と、新法を審議した国会の議事録など資料編からなる。文化の伝承活動、アイヌ語数室、復権運動、差別の実相、世界の先住民族の動きなどから浮かび上がるのは、新法の意義とともに、その制約と限界である。「先住権を盛り込んで」「教育や雇用の対策が進められ、生活が安定してはじめて」「ァイヌ民族法ではないか」という指摘、とりわけ、教育の問題は重要であり、どう応えるべきか。講座1「アイヌ語が国会に響く」とあわせ「ヌヤン(聞きなさい)ヌカラン(見なさい)ビラサレヤン(広げなさい)」。

参考:草風館刊「アイヌ語が国会に響く」(萱野茂アイヌ文化講座 

 

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