■今なぜ「アイヌ新法」か■
四六判 縦組 264ページ 1996年刊
コード ISBN4-88323-091-0 C0023
定価 本体2427円+税
■本書は、まずアイヌ民族の歴史と現状をやさしく解説し、さらにアイヌ新法制定に向けて日夜苦闘するアイヌエカシ(長老)が、自分の半生を語りつつ、異文化との共生を認めあう社会を築くための提言と基本資料を付して「アイヌ問題」の今を照射する。著者は元北海道ウタリ協会理事長。
目次より
講演/アイヌ新法の制定を求めて
対談/思想を語る、情熱を語る
1 白老にて+貝澤正
2 アイヌの心と新法制定の願い+上杉佐一郎
野村義一伝 藤本英夫著
資料/アイヌ民族に関する法律(案)・北海道ウタリ問題懇話会答申・ウタリ対策のあり方に関する有識者懇談会報告書・北海道旧土人保護法・中曽根首相問題発言・国連総会「世界の先住民の国際年」野村義一記念演説・ウタリ生活実態調査(平成5年度)・関係史年表
■1996.8.13[ 北海道新聞 ]
道ウタリ協会の野村前理事長 講演録を初出版
【白老】前北海道ウタリ協会理事長の野村義一さん=胆振管内白老町高砂1=の講演や生い立ちをまとめた単行本「アイヌ民族を生きる」が15日、出版される。今年5月まで32年間同協会理事長を務めた野村さんの講演が、単行本にまとまるのは初めて。
出版元の草風館が、各地での講演録をもとに、あらためて野村さん本人に取材し、まとめた。この中で野村さんは北海道の先住民族アイヌの歴史から説き起こし、「民族の存亡をかけてアイヌ新法制定を求める」と訴えている。
また、野村さんの人物伝では、尋常小学校時代の恩師とのエピソードも紹介されており、野村さんの姿を通して、アイヌ民族の歴史と現状を理解するのに役立つ内容となっている。
参考:草風館刊
「アイヌ語が国会に響く」萱野茂編著
「アイヌ文化を伝承する」萱野茂編著
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